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換羽期、終了直近


ペンギン舎で仕事をしていると、動物が大好きで綺麗なお写真を撮っておられる方から当館ペンギンたちの生き生きとした写真を見せてもらったりいただいたり、ペンギンが好きって子にたくさんの質問をいただき「楽しかったからまた来るね!」と言ってもらえたり、嬉しいことがたくさんです😊

さて、そんなペンギン舎(ヒョウゴベンダ ペンギン団地)ではフンボルトペンギンたちが換羽期を迎えていましたが、2024年の換羽もほとんどの個体が新しい羽に生え変わり終わりが近づいてきました。

最後に換羽が始まったのはサヌキという愛称の個体で、当館では最高齢のペンギンです。

サヌキはおばあちゃんペンギンなので体力を使う換羽を無事始め乗り越えることができるのか毎年ヒヤヒヤしながら様子を見ていますが、今年もちゃんと換羽が始まったのでまずはひと安心です😊
とはいえ、気は抜いてられません。

サヌキの換羽が順調に進み最後の羽が抜け落ちると当館における今年の換羽期は終了となりますが、体調が不安定になりやすい時期でありかつ高齢個体でもあるので今は1年の中でも特に神経を尖らせておかなければならない時ですね。

日中はお腹を地面にぺたんとくっつけて寝ていることが多く普段以上に動かなくなり時折しんどそうにしている姿も目にしますが、ごはんの時や暑くない時間は体を起こしたりよちよち歩いたりすることもあり食欲も変わらず良好なのでこの調子で頑張ってほしいもんです!

おしりをフリフリするサヌキ。
とても愛らしい仕草ですが、写真でしかお届けできないのがなんとも・・・💦

飼育学芸員
フジ