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「2024年4月16日」という日🎂🩷🐧

歴史が長ければ長いほど特別な日も増えます。
この記事を書いている時点ですでに日は変わってしまいましたが、2024年4月16日という日は特別な日でした。

1つ目は「おとどちゃん」の誕生日‼️🎂
おどどちゃんはピンクの体をしたトドがモチーフの女の子で、桂浜水族館の公式キャラクターです。
桂浜水族館開館85周年の年にあたる2016年に誕生し、今年で8歳になりました。
私が入社した時はぎょろっとした目の小さなフィギュアに魂が宿った状態でしたが、今はスタッフよりも大きな体を得てたまーに水族館を歩き回っていますね(笑)

入社したての私と小さかった頃のおとどちゃん。出張先にて。


㊗️8歳‼️お誕生日おめでとう🎉



2つ目はペンギン類の飼育を開始してちょうど70年!🐧
記録として残っている情報を確認すると、1954年4月16日にペンギン類の飼育開始となっています。
今当館で飼育しているのは南米原産のフンボルトペンギンという種ですが、当時最初に入館したのは何とアデリーペンギンでした!
とあるガムのパッケージや某ICカードにも描かれており、「ペンギン」と聞いたらコウテイペンギンと同じくらいイメージされるであろうあのペンギンです!

日本と似たような気候に住むフンボルトペンギンとは異なり、アデリーペンギンは南極地域に住むペンギンです。

今では考えられないことですが、当時は南氷洋に出かけた捕鯨船や遠洋マグロ延縄漁船がそこでペンギンを捕まえて連れて帰ってくることもあったそうです。70年前のこととはいえ驚きの事実ですね。
そういった経緯で70年前の4月16日にアデリーペンギンが入館し、そこから桂浜水族館のペンギン飼育が開始されました。

館内に貼っているペンギン類飼育の歴史POP


その後はキングペンギンやイワトビペンギン、ケープペンギン、フンボルトペンギンが飼育され、今は1種だけですがペンギン類の飼育は受け継がれています。
ちなみに、フンボルトペンギンの飼育は1958年3月14日に始まったとのことです。さらにカリフォルニアアシカの飼育が始まったのも1954年!もうとっくに過ぎてしまいましたが、同年の1月28日に飼育が開始されました。桂浜水族館のアシカ類もペンギン類もともに70周年、なんとも素晴らしい年だと思います。

長い歴史の先端にいるペンギンたち。


現在、私は桂浜水族館の歴史をまとめるという仕事をしています。
たくさんの歴史はあるのですが、長すぎる歴史ゆえ散らばっているものも多くそれをかき集めて一生残るようなひとつのものにしようと日々奮闘しております!
今を生き日々新しい記念日となる日を作っていくのも楽しいですが、点と点を繋げながら歴史を遡っていくのもまた楽しいことですね😊
毎日いろんな歴史に触れられてわくわくが止まらないです。

以上、1日過ぎてしまいましたがおとどちゃん誕生日&ペンギン類飼育開始70周年の記念すべき日紹介でした!

飼育学芸員 フジ
(↑まだ書けてませんでしたが、4月より配属等が変わりました。役職とかいろいろ書くと長くなるのでまた変わるまで基本は「飼育学芸員」の肩書を名乗らせていただきます!)

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