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館内の動物解説はじめました🐟

もういくつか投稿しておりますが、noteを活用した動物解説を始めました!

そのうちのひとつ、『マガキガイ』の解説です。

実はこれ、私がずっとやりたかったことだったんです。
館内には土佐湾に暮らす海水魚や無脊椎動物、淡水の生きものがおり、それぞれに魚名板や解説板といったその種を解説する掲示物を貼っているのですが、書けるスペースは限られているため伝えたいことのすべてを伝えるのってなかなか難しいんですよね。
魚名板を貼るスペース以外の壁を活用するという方法もあるのですが、すべての壁面にびっしりと文字多めな解説板を貼り付けてしまうと圧迫感がすごそうですよね。
気軽に魚を見てちょっとその魚の解説に目を通したいと思っても文字がびっしりだと気軽さはなくなってしまいますし本当に伝えていことが逆に伝わりにくくもなってしまいます。そうなれば本末転倒ですね💦

そのためnoteを担当させてもらうずっと以前から魚ごとの詳しい解説を作ってそれをひとつのファイルにまとめ、館内で展示できたらな~と考えてました。

当初は紙に手書きや写真の切り貼りで作ろうと思ってましたが、気になったときすぐに調べていただきたくても湿気などを避けるためには水槽近く以外の場所に置かなければなりませんし、管理面でもいくつか課題がありました。何より一度始めたのであれば中途半端で投げ出すわけにはいきません。
そういった理由でなかなか腰を上げられませんでした。

しかし、このnoteであれば一度動物解説を投稿すればお客様が気になったときいつでも読んでいただけますし、置き場所や管理の仕方といった課題は解消されました。
それに私自身、楽しみながら動物たちを見て調べて書かせてもらうことができるためとてもおもしろいものだと感じています。

また将来的は館内の魚名板の形式を統一し、魚名板ごとにnoteの解説と連動したQRコードを貼っていこうかと考えております。

現在、チンアナゴ水槽にのみ導入しております。
QRコードを読み込んでいただきますと、土佐弁解説の標準語訳や生態、名前の由来などをご覧いただくことが可能です。「もっと知りたい!」という方はぜひご覧になってください!

桂浜水族館に来て気になった生きものを見つけたお客様には魚名板のみならずこちらにも飛んでいただきその場で生体を見ながらより深く動物たちのことを知ってもらいたいですし、遠方の方にもこちらを通して当館にはどのような動物たちがいるのかや、その動物たちにはどんなおもしろいところがあるのかをを知っていただければ幸いです(^^)

これからぼちぼちと増やしていきますので是非ご覧くださいませ!!

飼育学芸員
フジ