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サビウツボ《展示動物解説》

桂浜水族館の生きもの観察をもっとおもしろく、もっと詳しく‼️
こちらでは水槽周りの魚名板で紹介しきれなかった生きものたちの魅力を掘り下げていきます❗️

※生体の健康状態や展示替え等によって展示終了となりご覧いただけない場合もあります。ご了承くださいませ。

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◆標準和名 サビウツボ
◆学  名 Gymnothorax thyrsoideus
◆分  類 ウナギ目ウツボ科

◆解説
目の真ん中のいわゆる黒目と呼ばれている部分は「瞳孔(どうこう)」といい、その周りの部分は「虹彩(こうさい)」といいます。日本人の多くは虹彩が茶色ですね。
サビウツボは虹彩が白いためまるで絵に描いたような点の目をしており、妙に愛嬌のある顔をしています。

上がサビウツボで下の2匹がウツボ(Gymnothorax kidako)。
ウツボも可愛い目をしていますが、黒目が小さい分サビウツボには独特な可愛さがありますね!

頭部は紫から暗褐色で、体はその名の通り鉄が錆びたような色をしています。
ただし体の色には個体差があり黄色味を帯びたものもおれば灰色のものもいます。

全長は60cmほどでウツボの仲間の中では小型の部類に入ります。

◆スタッフひとこと
他のウツボには見られないような目をしているため、ちょっと怖いと言う方もいれば可愛いと言う方もいらっしゃいます。
私は不思議な顔しててかわいいな〜と思いながら見てますが、塩ビパイプからニュッと顔を出しているときや体を持ち上げてこちらをジロッて見てくるときはちょっとした怖さを感じますね。

塩ビパイプの中から。
体を持ち上げてこちらをジロッと。


【魚名板イラスト(館内展示)、note本文、スタッフひとこと】
フジ(飼育学芸員)


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