桂浜水族館 公式

高知県高知市の名勝「桂浜」の浜辺に建つナイススポット水族館。 公式マスコットキャラクタ…

桂浜水族館 公式

高知県高知市の名勝「桂浜」の浜辺に建つナイススポット水族館。 公式マスコットキャラクターの「おとどちゃん」が、飼育員や生きものの日常、 水族館情報やちょっとした小ネタなどを赴くままに投稿しています。

マガジン

  • エコおやじの履歴書

    ちぃさな浜辺にある水族館で働くM(もったいない)おやじのつぶやきブログ からNoteへ移転しました。元ブログも当面はそのままおいてあります。 60歳から書かれはじめた約800記事をこのマガジンに順次掲載していきます。 M(もったいない)おやじの水族館昔話をおたのしみください。

  • 桂浜いきもの通信🐟🐧

    飼育学芸員がお届けする、桂浜水族館で暮らす生きものたちやスタッフのあれこれ⭐️ 「この水族館気になる❗️」「読みながら回るとさらにおもしろくなった‼️」と思っていただけるような動物解説や私たちの活動記録、動物たちの豆知識やエッセイなどを幅広く投稿していきます♪

  • Viva-Hamasui

    ハマスイ館長のひとりごと的マガジン

最近の記事

日淡いろいろ川干水槽!🏞️

川干という言葉をご存知ですか? 川干と書いて「かわひ」と読みます。 川干とは、川から農業用水路への水の流れを止めて一時的に干上がらせることをいい、高知では3月初旬に行われます。 農作業が忙しくなる時期(農繁期)に向けて行われ、用水路がからっぽになるとそこに溜まった土砂を取り除いたり川の清掃をしたりします。 しかしその過程で川に取り残されてしまう魚もおります。 当館では毎年その時期に合わせて取り残された魚を捕りに行きバックヤードや一部の水槽で展示をしていましたが、今回は「川

    • クロダイ《展示動物解説》

      桂浜水族館の生きもの観察をもっとおもしろく、詳しく‼️ こちらでは水槽周りで紹介しきれない生きものたちの魅力を掘り下げていきます❗️ ※生体の健康状態や展示替え等によって展示終了となりご覧いただけない場合もあります。ご了承くださいませ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆標準和名 クロダイ ◆学  名 Acanthopagrus schlegelii ◆分  類 スズキ目タイ科 ◆地方名(高知での呼び名)  チヌ ◆展示解説文(土佐弁) チヌ釣りは最

      • メジナ《展示動物解説》

        桂浜水族館の生きもの観察をもっとおもしろく、もっと詳しく‼️ こちらでは水槽周りの魚名板で紹介しきれなかった生きものたちの魅力を掘り下げていきます❗️ ※生体の健康状態や展示替え等によって展示終了となりご覧いただけない場合もあります。ご了承くださいませ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆標準和名 メジナ ◆学  名 Girella punctata ◆分  類 スズキ目メジナ科 ◆地方名(高知での呼び名)  グレ ◆展示解説文(土佐弁) グレって名

        • ゴンズイ《展示動物解説》

          桂浜水族館の生きもの観察をもっとおもしろく、もっと詳しく‼️ こちらでは水槽周りの魚名板で紹介しきれなかった生きものたちの魅力を掘り下げていきます❗️ ※生体の健康状態や展示替え等によって展示終了となりご覧いただけない場合もあります。ご了承くださいませ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆標準和名 ゴンズイ ◆学  名 Plotosus japonicus ◆分  類 ナマズ目ゴンズイ科 ◆地方名(高知での呼び名) ググ ◆展示解説文(土佐弁) 高

        日淡いろいろ川干水槽!🏞️

        マガジン

        • エコおやじの履歴書
          336本
        • 桂浜いきもの通信🐟🐧
          94本
        • Viva-Hamasui
          3本

        記事

          おしりに注目!🐧

          7月5日に始まったペンギンたちの換羽は順調に進んでいます! 最初に換羽が始まった個体は無事換羽を終え綺麗な羽になりました。 すでに半分以上の個体が換羽開始となっており、終えてく個体もちらほら出てくる時期ですね。 さて、この時期は普段見えないあるものが見えやすくなっています。 ペンギンたちのおしりにご注目! 何やらピンク色のものがありますね。 こんなのあったっけ?ってなりがちですが、実は普段見えないだけで羽の下にはこのようなものがあったんです! これは尾脂腺(びしせん)

          おしりに注目!🐧

          アキラの部屋1周年&床全塗装!

          2023年7月22日にオープンした『アキラの部屋』が昨日1周年を迎えました! アキラの部屋は両生爬虫類飼育誌「ビバリウムガイド」の編集長である冨水明氏が想い描くマニアの部屋を再現した展示室で、爬虫類や両生類、古代魚などを飼育展示しております。 他の水族館ではあまり見かけないようなトカゲの仲間だったり、古代魚のひとつであるポリプテルスの仲間を複数種飼育していたりと、マニアの方には楽しんでいただけて初めての方でも興味をひくものがたくさん見つかる、そんなエリアですね。 ちなみに

          アキラの部屋1周年&床全塗装!

          リクガメ舎で多いご質問🐢

          桂浜水族館の屋外エリアで暮らすリクガメたち。 飼育しているのはケヅメリクガメという種で現在は「ダイ」「ロク」という愛称の個体がおります。ちなみにどちらもオスです。 ケヅメリクガメは特に子どもたちや家族連れからの人気が高く、舎内でお世話をしているといろんなご質問をいただくことがあります。 その質問をここでいくつかご紹介させていただきます。 どこに住んでるの? ケヅメリクガメの本来の生息地はアフリカ中部の砂漠やサバンナです。 暑いイメージのあるところに住んでいるため猛暑でも

          リクガメ舎で多いご質問🐢

          雪舞う水槽

          7月20日の朝、巡回中のスタッフがウツボ水槽内にあるものを見つけました。 水槽の端に密集する透明な謎の塊。 実はこれ、ウツボの卵なんです! 夜のうちに中のウツボが卵を生みました! 当館でウツボの卵を確認したのは初めてのことです✨ かたまっていますが卵ひとつひとつの大きさは2㎜ほど。とても小さな卵です。 ウツボの産卵時期は夏、主に8月ごろといわれているためちょうど今がシーズンに入りつつある時期ですね。 この卵、近くをウツボが通るとぶわーっと舞い上がり、まるで雪が舞って

          夏の暑さにも負けぬように☀️🍉

          雨続きの日が終わったかと思えばまた暑い日がやってきましたね💦 「夏が来たー!!」と喜びたいところですが、高知の夏は暑いもんです🥵(そして大人に夏休みなんてものはありません…笑) この暑さでまいってしまいそうなときもありますね。 とはいえ、暑さを感じているのは私たちだけではないはず。 水族館屋外で暮らすカピバラやリクガメたちはもともと気温の高い地域に住む動物ですが、どれだけ暑くても大丈夫なのかといえばそんなことはないと思います。 きっと暑さやしんどさは感じていることでしょう

          夏の暑さにも負けぬように☀️🍉

          「悪そう」な見た目…?

          「これ、悪そうな見た目してるよ!」 あるとき耳にした言葉。 悪そうな見た目? 思わず足を止めて振り向き、その言葉を発した方が指差す水槽に目をやりました。 そこにいたのはカミツキガメ。 カミツキガメといえば噛む力がとても強いことで知られており、人が噛まれると大怪我をすることもあります😱 もともとは北米にすむカメで、噛む力の強さからメディアなどでは「危険な外来生物」と紹介されることも多い動物ですね。 上の文章にだけ目を通すと、おそらく頭に残りやすいのは「噛む力が強い」「大

          「悪そう」な見た目…?

          海の日イベント、中止のお知らせ☔️

          7月15日(月・祝)に開催を予定しておりました 『ハマスイ×海保さんの海の日ツアー』ですが、 明日も雨予報であるため中止となりました。 7月初め頃は警報級の暑さで「これでイベントできるだろうか・・・?」と思っていましたが少しだけ暑さがマシになり胸を撫で下ろしたのも束の間、今度は連日雨続きの日・・・。 本日の桂浜でも午後から激しい雨が降り雷も鳴る天候となりました。 非常に残念なことではありますが、自然には勝てないものですね。 当イベントを楽しみにしてくださっていたお客様に

          海の日イベント、中止のお知らせ☔️

          ホウボウ《展示動物解説》

          桂浜水族館の生きもの観察をもっとおもしろく、もっと詳しく‼️ こちらでは水槽周りの魚名板で紹介しきれなかった生きものたちの魅力を掘り下げていきます❗️ ※生体の健康状態や展示替え等によって展示終了となりご覧いただけない場合もあります。ご了承くださいませ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆標準和名 ホウボウ ◆学  名 Chelidonichthys spinosus ◆分  類 スズキ目ホウボウ科 ◆展示解説文(土佐弁) 釣りもできるけんど、ふつう

          ホウボウ《展示動物解説》

          もっさりボサボサ期突入🐧

          毎年この時期くらいに訪れる、ペンギンたちの一大イベントがやってきました。 そう、換羽(かんう)です! 換羽とは、古くなった羽が抜け落ち新しい羽が生えてくる現象のことで、通常は1年に1回この時期がやってきます。 ペンギンたちの体はびっしりと生えた防水性の小さな羽に覆われており、これによって水の冷たさから体を守っています。 しかしその羽も日が経つにつれ少しずつ防水性やはっ水性が失われていきます。そうなると水の中に入って餌を摂るペンギンたちにとっては死活問題。 餌を摂る前に体

          もっさりボサボサ期突入🐧

          \桂浜水族館、DXに挑戦中!/

          桂浜水族館では兵庫ベンダ工業株式会社海洋水産技術研究所とリベラ株式会社と共同で、生物・業務管理の効率化を目的としたシステムの導入を行いました!またハマスイらしく同システムを活用し、お客様向けの新サービス「ハマスイ+(はますいぷらす)」を公開します。本事業は高知県産業振興センター主催の「令和5年度デジタル技術活用推進事業費補助金」を利用しております。 【背景】 水族館といえば学びの場や観光として人気がある場所であり、働く場所としても人気がありますが、多種多様な生物の命を預かっ

          \桂浜水族館、DXに挑戦中!/

          晴れ☀️でも雨☔️でも大掃除🧹

          みなさんは好きな曜日ってありますか? 会社がお休みの曜日? 好きなアニメやドラマをやる曜日? 私がこの仕事をしていて好きなのは金曜日ですね! なぜ金曜日なのか? 当館の一部プールは金曜日が水を抜いてお掃除する日なんです。 溜まった汚れがスッキリ落ちると心も軽くなりますし、目に見える変化があるため達成感もあります。 なにより、綺麗になったプールで泳ぐ動物たちを見ていると「頑張ってよかった!」って嬉しい気持ちにもなりますね😄 とはいえ、その達成感や喜びを得るまでには大変な

          晴れ☀️でも雨☔️でも大掃除🧹

          7月15日、海の日イベント開催!

          7月15日は海の日ですね🌊 そして、海の日を中心に「高知みなとまつり」が開催されます。 今年度のみなとまつり内イベントでは、海とのかかわりが深いお仕事に就く水族館スタッフと海上保安官による水族館&灯台ツアーを開催いたします。 水族館にはどのような生きものが暮らし、生きものたちを通してどんな発見があるのか、海の安全を守る海上保安庁さんが管理する灯台にはどんな役割があるのかなどについてみなさまとともにまわるツアーとなっております。 イベントの詳細等は以下をご覧くださいませ。

          7月15日、海の日イベント開催!