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雪舞う水槽

7月20日の朝、巡回中のスタッフがウツボ水槽内にあるものを見つけました。

水槽の端に密集する透明な謎の塊。

なんだこれ?

実はこれ、ウツボの卵なんです!
夜のうちに中のウツボが卵を生みました!
当館でウツボの卵を確認したのは初めてのことです✨

かたまっていますが卵ひとつひとつの大きさは2㎜ほど。とても小さな卵です。

ウツボの産卵時期は夏、主に8月ごろといわれているためちょうど今がシーズンに入りつつある時期ですね。

この卵、近くをウツボが通るとぶわーっと舞い上がり、まるで雪が舞っているように見えとてもきれいなんです!
とはいえ、写真ではその美しさをお伝えできないのが残念ですね・・・💦

反射の影響でわかりにくい・・・
きれいに撮れた!と思えた1枚がこちらです。

ウツボの卵についてですが、正直分からないことばかりです。
産卵からどれくらいで孵化(ふか)するんだろうか?
どういった条件で孵化するんだろうか?
などなど、疑問だらけです。

しかしウツボの卵をこんな間近で観察できるなんてなかなかないチャンス!

定期的に様子を見たり展示水槽・バックヤード双方での飼育を試みたりと魚類チーム一丸となって記録や観察を行っています。
特に4月入社の新人スタッフ2名は大学で魚に関することを学んでいたためをその力を遺憾なく発揮すべく奮闘しております!
彼らがこの機会を通して何を学びどのような記録を残し、技術を身につけどう成長していくのか、今後が楽しみですね😊

新人飼育員兼学芸員のしゅーじ(左)とりゅーせい(右)

なお、ウツボの卵はいつ頃孵化するのかについてわからないためこの状態での展示期間は未定となっております。
滅多に訪れないであろうこの機会。当館へ行く予定だったという方はぜひ足をお運びいただきご覧くださいませ!


飼育学芸員
フジ