桂浜水族館 公式

高知県高知市の名勝「桂浜」の浜辺に建つナイススポット水族館。 公式マスコットキャラクターの「おとどちゃん」が、飼育員や生きものの日常、 水族館情報やちょっとした小ネタなどを赴くままに投稿しています。

桂浜水族館 公式

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マガジン

  • 桂浜いきもの通信🐟🐧

    飼育学芸員がお届けする、桂浜水族館で暮らす生きものたちや水族館のあれこれ⭐️ 飼育動物の解説やイベント・企画展情報、生きものにまつわるお話などを投稿しております!🐟🐧 ⚠️こちらで投稿された写真の無断使用・転載は固くお断りします。

  • エコおやじの履歴書

    ちぃさな浜辺にある水族館で働くM(もったいない)おやじのつぶやきブログ からNoteへ移転しました。元ブログも当面はそのままおいてあります。 60歳から書かれはじめた約800記事をこのマガジンに順次掲載していきます。 M(もったいない)おやじの水族館昔話をおたのしみください。

  • Viva-Hamasui

    ハマスイ館長のひとりごと的マガジン

桂浜いきもの通信🐟🐧

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  • 147本

今日はカメ舟大掃除🧼🐢

今日は本館入り口を左に曲がった突き当たりにあるカメ舟を大掃除しました。 カメ舟の通り、舟です。 大昔は釣り舟として海で活躍していましたが、その後の時代では子ども用のプールとして活用されていたことがあり、今はミドリガメことミシシッピアカミミガメたちがこの中で暮らしています。 ここは底の方にカメたちの食べ残しや糞などが溜まったり側面にコケがついたりするため定期的に掃除をするようにしていますが、年末は水を全て抜き中の木やブロックなども洗い、普段取りきれないような汚れも一気に落

干支引継ぎ式、今年も開催します!🐉🐍

毎年12月恒例のイベント『干支引継ぎ式』、今年も開催いたします! 干支引継ぎ式は高知市にある水族館と動物園、桂浜水族館と和の森わんぱーくこうちアニマルランドさん(以下:アニマルランド)の2園館合同で開催しているイベントで、水の生きものと陸の生きものの深いつながりを多くの方に伝えたいという想いから始まりました。 式の主な内容としましては、2園館がそれぞれ干支にちなんだ動物を出し合い、その年の干支代表を務めた動物から翌年代表となる動物に委任状が贈られ、翌年の代表からその年の代

君が生まれた日のこと、覚えてますか?🐧

Happy birthday‼️🎉今日は当館で暮らすフンボルトペンギン「本丸」の誕生日です! 2020年12月4日にはんぺん・アヤメペアから1羽目のヒナが誕生し、翌5日に2卵目のヒナ、本丸が誕生しました。 私がペンギン担当になったのは2020年の9月中ばごろ。担当になってすぐ訪れたのが飼育個体の繁殖、ヒナの孵化でした。 いきなり訪れたペンギンを深く知るためのチャンス、せっかくの機会ですし毎日体重を測り成長の様子を記録することにしました。 これまで毎日体重を記録した例はな

年末大掃除、始めてます‼️🧽🐟

2024年も1ヶ月を切りましたね。 この1ヶ月もあっという間に過ぎていくことでしょう。 私たちは大晦日までお仕事ですが、年末にかけてやらなければならないことは山ほどあります。 例えばこの1年にあった出来事や館内外でのイベント、搬入動物、や飼育動物の種数などなど、いわゆる年報資料をまとめなければなりませんし水族館内各所の大掃除もあります。 学芸員の主な業務は年報資料のまとめですが、私が所属する魚類チームでは半年に1回の落水清掃を始めています。 半年に1回といっても、前回やっ

エコおやじの履歴書

ちぃさな浜辺にある水族館で働くM(もったいない)おやじのつぶやきブログ からNoteへ移転しました。元ブログも当面はそのままおいてあります。 60歳から書かれはじめた約800記事をこのマガジンに順次掲載していきます。 M(もったいない)おやじの水族館昔話をおたのしみください。

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  • 378本

378 (再)なおし屋⑪加湿器

  事務所の女の子が「お母さんの加湿器の電源が入らないけど…」と家から持って来た。たぶん簡単なヒューズか、断線だろうと思ったが、用心のために「壊してもいい?」と確認した。「保障期間も過ぎているので、ダメなら捨てるつもり」との返事をもらっておいてよかった。初めて見る機械なので分解にてこずったのである。加湿器なので水タンク・ヒーター・コントロール基盤などで出来ているのはわかっているが、部屋に置くので、デザインを重視したちょっと高価な代物で、止めネジの場所がわからない。張り合わせと

377 (再)なおし屋⑩扇風機 b

 「台から落ちて羽根が折れたけど…」と食堂係りのおばちゃんが扇風機を持って来た。折れた羽根を瞬間接着剤で付けてみたが、予想どうり数秒で飛んだ。もう一度付けなおして、今度は薄いプラ板を貼り付けて補強してみた。しかしこれも予想どうり、重量バランスが狂って、ブンブンうなるので危なっかしい。そこでこの羽根をあきらめ、古い扇風機(こんな時のために壊れた扇風機も捨てずにとっておいてある)の羽根を合わせてみた。メーカーは違うが、軸の太さはピッタリ。しかし軸受けの長さと、羽根の厚みが合わない

376 (再)なおし屋⑨扇風機 a

 扇風機は、毎年秋に羽根を外して枠と一緒に洗ってしまい込むが、夏になって組み立ても動かないことがある。たいていの場合は、軸受けに少し錆が付いていて、回転しにくくなっているだけなので、潤滑スプレーを吹きかければOKになる。だがこれでは修理したとは云えない。しかし押しボタンスイッチが不調の時は私の出番になる。原因はたいてい塩分で、基盤に付いたほこりを介して漏電を起こし、スイッチがスリープや誤作動を起こすことが多いのである。ここは私の得意の“基盤洗浄”しかない。分解して取り出した基

375 (再)なおし屋⑧掃除機

  「ホースが折れたけど、何とかなおらん?」と事務所のおばちゃんが掃除機を持ってきた。「どうしたらこんな所が折れるの?」と聞くと「足を引っ掛けてふみつけた、へへへ」と笑う。幸いなことに、ポッキリ折れただけで、粉々にはなっていないし、電気配線もかわしている。しかし力がかかる所なので、接着剤だけでは無理だし、当て木を添えてテープを巻くのも、形状の関係ですぐに再修理になるのは明らかだ。いろいろ考えながらながめているうちに、ホースの内側から添え木を当てることを思いついた。太さの合う塩

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  • 7本

Viva Hamasui まるやま水族館2

まるやま水族館は、いまこうして日常に戻ってしまえば、 思い出となって記憶のものとなった 10月6日から1か月、まるやま水族館開催します!と決まった時は、 オープンとクローズに行けばいいだろうと高を括っていたのは、 かなりの誤算だった 開催日程が決定した日から怒涛のような日々が続いた 南あわじに数度と足を運び、会議を重ね、構想を練った日々 泊りがけで数度となく阿那賀に訪れた 阿那賀での私の楽しみは、うずしお温泉 日本有数の美人の湯で、 龍神温泉、白浜温泉、有馬温泉という有名

Viva Hamasui まるやま水族館1

淡路島の南あわじ阿那賀に丸山という地域がある。 住所の地名として「丸山」は存在しない。 だが地域の人からは「丸山」と呼ばれている。 私たちが丸山と出会ったのは、あるひとりの青年の思いからだった。 過疎化が進む鄙びた漁師町。 全国的にも問題になっている高齢化。 漁業の衰退。 いろんな問題が山積みで、でも、そこで生きる若者たちがいる。 丸山が大好きで丸山をなんとか活気ある地域にしたい。 この思いを聞いたときにいっしょに何かできないかと感じた。 「水族館があったらいいな」 何気

Viva Hamasui 平成から令和へ時代は変わり続ける

人のこころは、うつろいやすいもの。 コロナ禍が過ぎ、本当は平常運転になったはずの今日だが、 気づかないうちに様々なことが変化している今日この頃。 世間が変わって、人のこころも変化した。 うつろいやすいこころは、いとも簡単に変化する。

¥200

Viva Hamasui 憧れとのさよなら

今年はお別れの会が多い。 私が館長という立場でとても大切な方が空に還っていく。 寂しいとともに自分の足でしっかりと立ち、 歩んでいかねばならないと思う。 自分の年齢を考えたら、私をかわいがってくれた方々は、 空へ旅立っていくのは致し方ないのだろう。 彼女は、女性館長としての憧れであり目標であり 似たような環境で館長という立場になった人。 この女性の存在を知らなかったら心が折れただろう時もあった。 水族館の館長になりたいと思ってない立場で、 否応なしにこの業界に身を置かざる