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\桂浜水族館、DXに挑戦中!/

桂浜水族館では兵庫ベンダ工業株式会社海洋水産技術研究所とリベラ株式会社と共同で、生物・業務管理の効率化を目的としたシステムの導入を行いました!またハマスイらしく同システムを活用し、お客様向けの新サービス「ハマスイ+(はますいぷらす)」を公開します。本事業は高知県産業振興センター主催の「令和5年度デジタル技術活用推進事業費補助金」を利用しております。


【背景】 水族館といえば学びの場や観光として人気がある場所であり、働く場所としても人気がありますが、多種多様な生物の命を預かっており、スタッフの業務は多岐に渡ります。生物の健康状態の観察や研究など高度な専門性が必要な反面、大量の餌を準備する調餌や水槽の清掃など体力や時間を必要とする作業も多く、時には夜間待機などの業務も発生し、責任と労務面での負担が大きな職種でもあります。 経営の面では、昨今の物価上昇の影響からコストが増加しており、生物たちにより良い環境を提供するには入館料を中心とする収入の確保も重要な課題となっています。 本取り組みでは、スタッフの業務負担をデジタルの力で軽減し、同時にお客様向けのサービスとして展開することでお客様にも楽しんでいただきながら入館者の増加も狙える一石二鳥のシステムを導入しました。

【概要】
◎生物・業務管理システム(社内管理システム)
 生物飼育の観点からすべてをデジタル化することはできませんが、現状アナログで行われており、スタッフの負担となっている業務を中心に5つの機能を持った生体・業務管理システムを導入しています。
①館内スタッフの行動把握(各作業エリアにおける滞留時間の自動計測)
②生物の生育把握(AI解析)
③水質データの自動取得(2か所)
④遠隔給餌
⑤24時間監視(リアルタイム・録画)
上記システムの導入により、浮いた時間は生物の調査研究・イベント企画等に使えるようになりました。

◎「ハマスイ+」(お客様向けシステム)https://kaiken.katurahama-aq.jp/ 生物・業務管理システムから一部を切り出し、ハマスイをより身近に感じ行ってみたくなるようなサービス「ハマスイ+」を公開しています!桂浜水族館に行きたくなっちゃう特別なコンテンツをお楽しみいただけます!①会える水族館 スタッフが水水族館のどこにいるかをリアルタイムで見ることができます。おとどちゃんや会いたいスタッフに会えるチャンスです。②オンライン餌やり 自動給餌機能をお客様にも開放し、全国の水族館でも珍しいオンライン餌やりが体験できます!(回数には制限があります。)③特典映像 サイト上でしか見られない特典映像をご覧いただけます。今後はライブ映像などにも拡張していく予定です。


【その他情報】 本取り組みは海洋・水産に関する研究や教育、マリンITにおいて先駆的な取り組みを行っている企業と共同で実施しており、ノウハウの共有と水族館視点での新たな発見が期待されます。また、教育機関が主催するワークショップ等でも発表を行い様々な助言をいただいており、どんどんパワーアップしていきます!◎兵庫ベンダ工業株式会社 海洋水産技術研究所(KAIKEN) 所在地:〒657-0013     神戸市灘区六甲台町1-1六甲第2キャンパス眺望館1F 代表者:代表取締役 本丸明子 事業内容:海洋・水産に関する研究、教育事業 https://kaiken.bender.jp/◎リベラ株式会社 所在地:東京都渋谷区渋谷1-23-21 渋谷キャスト2F 代表者:代表取締役 中田重昭 事業内容:自動運転関連技術などのシステム開発、不動産テック事業、 マリンテック事業、物流/交通量最適化システムなどの企業基幹系システムの開発 https://www.liberra.com/

桂浜水族館でお待ちしています!!!!