あの日までの道のり、あの日からの道のり「(1)川ガキだった頃」
今から遡ること6年前の2018年4月1日、この日は私フジは新入社員の1人として桂浜水族館に入社しました。
今でこそこの世界でペンギンやらカピバラやら魚やら、学芸業務に教育普及と幅広く活動をさせてもらっていますが、思い返せばそこに至るまでは長い道だったようにも思えます。
今日からこの業界に入り7年目(水族館は6年目)の年に入りましたが、最近noteで色々書かせてもらっていることや年齢的にも節目の年なので数回に分けて私がこの水族館にたどり着くまでとそこから今に至るまでの経緯を数回に分けて書かせていただこうと思います。
情報発信よりブログ寄りな投稿がしばらく続きますがどうかお付き合いいただけると幸いです😊
(通常の更新もしていきますのでそちらもぜひご覧いただけたらと思います!)
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「詳しいわけではないけど、宝探しみたいで楽しい!」
周りは田んぼに囲まれ山や森、川もあって野生動物もたくさんいる、そんな自然豊かな滋賀の田舎で生まれ育った私。
そのためか自然の中を走り回るのは大好きで、特に熱中したのが魚つかみ。
川遊びが大好きな子どものことを私たちは『川ガキ』と呼ぶのですが、幼少期の私も時間があれば網を持って川に向かうという典型的な川ガキでした。
近所の川でよく捕まえていたのはドンコやドジョウに小さな謎の魚。網を持ってかたまりで泳ぐ小魚や泥をすくい上げてつかまえたり、祖父と仕掛けを作ってつかまえたりし、じっくり眺めてから川に帰すこともあればうちに連れて帰り飼育することもありました。
魚に触れる機会こそ多かったのですが、特段詳しかったわけではありません。当時は川で獲れる小魚はメダカしかいないと思ってました。そのため持ち帰った小魚を全部「メダカ」として飼ってましたね。今思えば生息環境的におそらくモツゴやカワムツって魚だったんだと思います。
ただそれでもすくい上げた網の中に魚が入っていたりたまにあまりつかまえたことない魚が入ったりしていることがとても嬉しく、楽しく、まるで宝探しをしているような感覚でした。
こうして幼少期は田舎の川ガキとして過ごしていました。
《②に続く》