291 (再)(続)大敷網漁の魚達⑦ウミヒゴイ

  磯釣りに行ってグレ(メジナ)の姿が全く見えなくてクサッている時、時たまウキを引き込んで間を持たせてくれるのが、釣人にメンドリと呼ばれているウミヒゴイである。大敷にはたまにしか入らないが、ヒゴイのような赤い体は目につくので、すくいやすい。白身でお吸い物や煮つけておいしい魚だが、なぜか魚価は安い。だから見かければ必ずつれて帰る。大きなウロコは取れやすいのだが、スレには強く餌付きもいい。2本の黄色いアゴヒゲで、海底をたたくように餌をさがす姿は水族館で人気がある。   ウミヒゴイやオジサンなどヒメヂの仲間は水族館の人気者。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!