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アキラの部屋1周年&床全塗装!

2023年7月22日にオープンした『アキラの部屋』が昨日1周年を迎えました!

アキラの部屋は両生爬虫類飼育誌「ビバリウムガイド」の編集長である冨水明氏が想い描くマニアの部屋を再現した展示室で、爬虫類や両生類、古代魚などを飼育展示しております。

他の水族館ではあまり見かけないようなトカゲの仲間だったり、古代魚のひとつであるポリプテルスの仲間を複数種飼育していたりと、マニアの方には楽しんでいただけて初めての方でも興味をひくものがたくさん見つかる、そんなエリアですね。
ちなみに、ポリプテルスの仲間をひとつの水槽でこれだけ多く飼育しているのは水族館の中ではおそらく当館だけだと思います!

さて、1周年を迎えたアキラの部屋ですが、下に目を向けると赤い床にはげてしまった部分がちらほら見受けられました。
何度か部分的な塗り直しは行なっていたそうなのですが、それでも1年という月日の長さ、この1年の重さというのを感じさせられます。

年季が入っているのもときには良いですが、この先アキラの部屋に足を運んでくださった方が快適にこの一際目立つ部屋を楽しんでいただけるよう床の塗り直しを行いました!

手分けして床の色塗り♪
先輩からの指導を受けつつ、きれいに塗っていきます。
これも飼育スタッフの大切なお仕事!

塗り直しを行い、オープンした時のような気品のある赤い床に生まれ変わりました。
これで次の1年を気持ちよく迎えることができますね!


ところで、アキラの部屋を訪れたことあるよって方はこの部屋でどの生きものがいちばん好きですか?
あるいは最も興味を惹かれた生きものはいましたか?

私はジムナーカスという魚が大好きですね!
正直なところ、この魚や古代魚について詳しいわけではありませんが、のっぺりした顔や独特な姿にとても興味を惹かれました。
飼育している施設もかなり少ないと思われ、いろんな水族館を巡っていた私でも記憶に残るのは、中部地方のとある淡水水族館で飼育していた個体くらいでした。
ちなみに、桂浜水族館では40年ほど前に何度か搬入した記録があるようです。当館での飼育記録はあるといえど、現在では全国的にも珍しい魚といえますね。

この魚のおもしろいところはまるで笑っているかのような口。
目も小さくおもしろい顔してるな〜と思えますが、実は顎の力がものすごく強いんです!
このような見た目なのに恐ろしい一面も持つこのギャップがとてもおもしろいですね!

みなさんもぜひアキラの部屋に足を運び、気になる生きものや好きな生きものを見つけてみてください!
部屋の中にはド派手な色のソファもありますので、そこに座って気になる生きもののいる水槽をずっと見続けるのも楽しいかもしれませんね!

飼育学芸員
フジ