371 (再)なおし屋④ワイヤレスマイク
ワイヤレスマイクはイルカショーなどの必需品。一台四万円余りもするので、館長もおかんむり。私に「何とか治らんか」と言う。しかし分解したらわかると思うが、最近のこの手の機械は基盤にゲジゲジ(集積回路)が数個はり付き、コンデンサーと抵抗が植えてあり、ディップスイッチと超小型バリコンと思われるものが並んでいる。この基盤に不良箇所があったとしても、設計者でも発見出来ないと思う。じっくりながめてコゲあとなどがあればあきらめがつく。しかし目視で異常が見つかることはほとんとない。ここで私の“最終手段(後述)”が登場する。これまでの経験上、復活の可能性は五分五分である。失敗ならば廃棄しかないが、うまく復活すると「さすが“なおし屋”・ゴッドハンド」などの賞賛をうけることになる。ヤッター!。