年末大掃除、始めてます‼️🧽🐟
2024年も1ヶ月を切りましたね。
この1ヶ月もあっという間に過ぎていくことでしょう。
私たちは大晦日までお仕事ですが、年末にかけてやらなければならないことは山ほどあります。
例えばこの1年にあった出来事や館内外でのイベント、搬入動物、や飼育動物の種数などなど、いわゆる年報資料をまとめなければなりませんし水族館内各所の大掃除もあります。
学芸員の主な業務は年報資料のまとめですが、私が所属する魚類チームでは半年に1回の落水清掃を始めています。
半年に1回といっても、前回やったのはゴールデンウィーク前でしたね😅
それはさておき、落水清掃の該当箇所は本館内の海水汽車窓水槽15個。
これらの水槽の水を全て抜いて一気にやるのかといえばそういうわけではなく、水槽2個もしくは3個ごとに区切りがあってその区画ごとに掃除を進めていきます。
この区画はA区画〜F区画まであって、大きな擬岩のあるところや小さな魚がたくさん入っているところなど水槽によって環境が若干異なります。
大変なのは魚がたくさん入っている水槽ですね。
大きな擬岩のある水槽は細かい隙間の掃除がそこそこ大変ですが、魚が多いところだとこちらが動くとバシャバシャ跳ねてびしょびしょにされるんで体力面以外での大変さがありますね。
まぁ、魚からすれば普段はいない人間が水の減った状態で自分たちの生活圏に入ってくるわけですし、そりゃ常に警戒してしまいますわな。
負荷も大きいのでなるべく早くかつ丁寧に終わらせられるよう力いっぱい頑張ってます!
ちなみに、落水清掃をしていると水槽前を多くのお客さんが通られますが、じっくり見て行かれる方、素通りされる方、手を振ってくれる子どもたち、水槽を覗き込んで中にいるのが人間だと分かった瞬間気まずそうに去っていく人などいろんな人がいて掃除する傍らそういった行動を水族館の魚目線で見させてもらうこともあります(笑)
魚たちは自分らを見ている人間をどんなふうに見てるんでしょうねぇ。
そんなことを考えながら汚れを見て、魚を見て、時折外の様子を見て掃除をしています。
落水清掃が終われば忘れ物がないかを確認してから一度水槽を外から見てみます。
水を貯めたあとやり残しがあったらそこの掃除に苦労しますからね。
特に問題がなければ水を貯め始めます。
掃除している時に出たコケの塊や小さなゴミはなかなか流れていかず水槽内を漂ったのち底に溜まるので、ある程度水が貯まったら底のゴミを吸い取るようにします。
それが終われば落水清掃完了!
そんな感じで館内大体の落水清掃が終わって残りはアカメ水槽のみ!
まだまだ他にも年末の業務はたくさんあるので、早いうちに水槽全部の簡単には落とせなかった汚れを落とし切りたいですね。
魚類チーム一丸となって頑張ります!!
飼育学芸員
フジ