おとど日記

「ベイビーわるきゅーれ」のドラマ、第2話もほんとに良かった。

今回も、ふたりを通して「殺し」と「食事」がコミカルに描かれていた。「生きる」に直結する「食」に関しては、1話もそうだけど、ものすごく丁寧に描かれていると思う。
「殺し」も「食事」も、これがふたりの「普通」であって、見ているこちとらとしては「普通」ではないのに、その日常を「普通」だと思いこませてくれる。
およそ「普通」じゃないふたりが描く「普通」なんてものに、つばを飲み込んでしまう。おそらく、この作品に出会ったからこそ、普通に生きていたら感じることはない、思い知ることはない、「普通」を感じられる。この作品を通して、それもちゃんと「普通」だと思い、それ以上を思い知るのだろう。

私たちはいつも「普通」がわからないし、それがなにか曖昧だからこそ、その存在だとか、ふたりに関わる人たちの生き方がドラマチックに感じる。そのくせ、自分が生きてることに関しては形をつくりたがって、形にはまってなければいけない。
なんにもいらない。
なんにもいらないんだよ。きっと。