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ペンギンとサンゴに関する会議に行ってきました🐧🪸

2月9日、10日は
「第32回ペンギン会議全国大会」
「第22回ペンギン飼育技術研究会」に、
2月14日は
「第4回こうちサンゴ沿岸生態系適応ネットワーク集会」に参加してきました!

1日目のペンギン会議は全国からペンギン好きやマニアの方、研究者や水族館動物園関係者が集まり、ペンギンに関する議題を発表したり知見や情報を共有したりする会議で、今年は東京都内の大学で開催されました。

年齢層も長年ペンギンに携わられている年配の方から小学生の子供達までと幅広く、いろんな視点のおもしろいお話しをたくさんお聴きすることができました。

2日目の飼育技術研究会は水族館動物園関係者や研究者の参加が中心で、いろんな園館さんの取り組みを知ることができました。
同じ動物でも設備や人員、気候、園館の方針等によって飼育方法や記録の取り方は異なる部分があります。しかしいろんな園館の方と交流することによってあらたな工夫を取り入れることができたり、逆に自分たちがやってきたことを共有したりすることができます。
自分はこれが初参加でしたが、他園館さんの取り組みを直接お聴きすることができこの先実践したいことが増えたのでとても良い機会となりました。

第4回こうちサンゴ沿岸生態系適応ネットワーク集会(以下:ネットワーク集会)はサンゴをはじめとした沿岸生態系の保全や調査報告、人的交流や情報共有を目的とした集会で、私は桂浜水族館のスタッフとして第2回から参加させてもらってます。

桂浜水族館の前、桂浜沖でのサンゴ調査は2020年に黒潮生物研究所さんが初めて実施され、2023年には3年ぶりに2回目の調査が実施されました。
昨年の12月に2年連続3回目の調査が実施され、その調査に私も同行しました。

その内容を後輩とまとめて今回のネットワーク集会で発表させてもらったのですが、桂浜沖の海は本当に豊かで驚きました。

調査のためには特別な許可が必要となるため簡単に潜ることはできませんし、桂浜公園は遊泳も採集も禁止されているためすぐ前の海の中を知る機会って実はそう多くありません。
なので今回の経験や報告内容をいずれは展示などの形で皆様にお伝えし、足元の海の豊かさについて知る機会を作れたらと考えております。
そのためにはまどまだ力が足りないところもあるので、これからもっと勉強していろんな動物に関する知識を深めていきたいものですね!

以上、私の簡単な出張報告でした!

※ペンギン会議の前後には都内の研究施設や水族館にお邪魔して展示方法や飼育方法を見たり聞いたりし、ネットワーク集会の行き帰りではこれまで水族館にやってきた魚の搬入先である漁港などの写真を撮ってまわりました。のちの記録資料作りや展示物作成時に活用したかったんですよね〜。
会議本番だけでなくその前後も含め有意義な時間となりました♪

飼育学芸員
フジ