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あの日までの道のり、あの日からの道のり「(2)大自然から学んだこと」

「自然は楽しいことも怖いことも教えてくれる。それらから学び、心は成長していく」


自然の中で遊ぶのが大好きだった私は泳ぐことも大好き。滋賀は海がない県なので幼い頃から両親に近隣の三重や福井まで海水浴に連れて行ってもらってました。
そこでももちろん網を持って魚を探したり、足のつかないところまで泳いで行ったりととにかく好奇心だけで行動してました。
しかしやはり自然とは容赦のないもので、砂に埋まってた貝を知らずに踏みつけ足に刺さることもあれば自身の予想以上に強い波のせいでなかなか砂浜に戻れず父親に助けてもらうこともありました。

話は変わりますが、大自然の中で育った私にも苦手なものがあります。それはヘビです。
ただ見るのも嫌ってわけではありません。見ることは問題ないですし、子どもの頃両親にせがんで買ってもらったヘビのぬいぐるみは長い間大切にしてました(今でも実家にあります)。ケージなどに入っていない野生のヘビが苦手なんですよね…。
というのも、幼少期草むらの近くでボール遊びをしてたところボールが草むらの中に入ってしまい友達と取りに行ったらいきなりヘビが体を持ち上げて威嚇してきたんですよ。
幼稚園の時だったので驚いて尻もちついた私の顔の高さにヘビのやたら恐ろしげな顔もあるわけです。
そのときは襲われることこそなかったんですが恐怖のあまりしばらく動けずそのあとは泣きながら先生のところに飛んで行きましたね。

自然って楽しさばかりではなく怖いこともたくさんあるんです。
海でも川でも山でも、舐めてかかると簡単に命を失いますし毒を持つ生きものだって身近なところにいます。
けど怖いこともあると聞くだけではなかなか実感が湧かない時だってありますよね。
しかしほんの少しでも怖い経験をしていれば次はそうならないよう私たちも学習をします。
砂浜には割れた貝の破片が埋まってることもあるから足元に気をつけるようになったり、波にさらわれぬよう楽しくても無茶はしないようにしたり、恐い生きものもいるから自然の中で遊ぶときはそういった生きものが潜んでいそうなところには近づかないようにしようとしたり。

周りの大人たちが経験として教えてくれたこともある程度は頭に残りますが、やはり自身で経験したことはより鮮明に残りますし、それが自然の中で遊ぶ時必要な知識にもなってきます。

こういったことの繰り返しで自然との接し方を幼少期より身につけてきました。


《③に続く》

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