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あの日までの道のり、あの日からの道のり「(5)学芸員?」

「学芸員ってなんだ?」

法学部に進学した私。
実家から90分ほどで通えたため朝電車に乗って学校に行き、講義を受けて空いた時間は友人たちと集まって過ごしまた講義を受けてたまに大学近くの美味しいたこ焼き屋さんにみんなで行ってたこ焼きを食べて帰る、それがしばらくのルーティンでした。
部活やサークルは入ってませんでしたが、入学前に開かれた新入生の集いやゼミなどで学友も恵まれ楽しい日々を送っていました。

ただ心の隅には本当に目指したかった道をまだ諦めたくないという想いが残っており、楽しい毎日だけど何かそちらを目指せる方法も見つけられないかと内心焦りもありました。

1回生の前期が終わったある日、ゼミの先生と学生生活の過ごし方について話す機会がありました。
教職課程や宅建などの資格に公務員を目指す人をサポートするプログラムがあるというのは入学前から知っていたことでしたが、もとは目指すものがあってそれに近づけるような資格はないかと相談したところ「博物館学芸員課程」なるものが開設されているということを教えていただきました。

学芸員?

実はこのとき初めてこの言葉を知りました。

学芸員は博物館や美術館等で資料を収集し、保管、展示するとともに調査研究も行う専門職。
実習もあると聞いたので、この講座を受講すれば実習で自然系博物館に行けるかもしれないしそこで知識を身につければ諦めかけた道を再び目指せるかもしれない!そう思い学芸員資格の取得および学芸員としての就職を将来の目標に決めました。

《(6)に続く》